仕事を辞めて美術館巡りをした結果

美術館巡りに興味はあるけど敷居が高い。美的センスがない。どんな風に鑑賞したらよいのか。

そう思っている人は少なくないと思います。

仕事を辞め、美術館巡りをして感じたことを伝えます。

ある美術館の言葉

無理に理解しようとしなくても大丈夫です。
自由に鑑賞すればいいのです。
鑑賞して自分の心に何か引っかかった。
それが何かを考えてみる。内観してみる。
それが、作品や作者との対話になります。

特に抽象画などにこれが当てはまると思います。

作者の人生観や作品で表現しようとしたことを想像し、自分の人生をそこに重ねるような気持ちで鑑賞しました。

その結果、自分の心の「何か」が高まりました。
「何か」ってなんですかｗですよね。

その「何か」とは人それぞれ。実際に美術館に足を運んで感じてみるのがいいと思います。

美術館は美的センスの高い人が来る場所。全然そんなことありません。

もさっとしたオジサンもいましたし（私）デートで来ているカップルもいました。

もっと気軽に足を運んで楽しむ場所でいいと思います。

美術館自体も有名建築家の設計だったりするので、作品の一つかと。
その空間にいること自体が知的好奇心をくすぐります。

＞作者の人生観や作品で表現しようとしたことを想像し、自分の人生をそこに重ねるような気持ちで鑑賞しました。＜

とお伝えした通り、私は想像（妄想）が好きです。

美術館に入ると、ギャラリーや今回の展示物の紹介や説明文があります。
妄想にはここが重要です。しっかりと読み込みます。

ギャラリーに入ると、一旦深呼吸して全体を見渡します。その場の空気（雰囲気）を味わうためです。

作品が一度に確認できる室内であれば、ざっと見渡します。

自分の心が惹かれる作品に、「あたり」を付けるんですね。何のあたりなのか？わかりません^^;

一つずつ鑑賞を進めていきます。あまり興味が湧かない作品は流す感じで見ます。
（その時は興味なくても、後で興味が湧いたりします）

心惹かれる作品は時間をかけて鑑賞します。説明があれば読み込んで、作者のことを想像します。

そして思考します。

・何故惹かれるのか
・何を想像するのか

作品によっては何も考えずに「何か」がくるまで見つめています。

美術館の館内にはソファや椅子が随所に置かれています。

鑑賞は立ちっぱなし。そして思考しますので意外と体力がいります。座れるのは助かります。

私はこの座る行為も楽しみにしています。

なぜなら、ソファや椅子もオシャレなものが多いからです。家にはない、座り心地の良さやデザイン性が楽しめます。

座って一息、館内を見渡したり、鑑賞した作品のことを考える時間が好きです。

楽しみ方
・作品を通して内観（自分の内面を観察）する。
・作品の背景作者の心情や人生を感じて自分に投影する。
・洗練された空間を味わう。
・訪れたお客さんがどんな人か想像するなど。

メリット
・想像力・直感力・表現力が磨かれる。
・美意識が高まる。
・教養が身につく。
・心の癒やしになる。
・旅先で楽しみが増えるなど。

最後に
私事ですが、仕事を辞めたらやりたかったことをする。その一つが美術館巡りでした。

訪れた美術館は次の通りです。
埼玉県
・うらわ美術館
・埼玉県立近代美術館
・川越市立美術館
・ヤオコー美術館
・水田美術館
・さいたま市大宮盆栽美術館

東京都
・東京都現代美術館（MOT）
・三鷹市美術ギャラリー
・武蔵野市立吉祥寺美術館
・東京富士美術館
・東京都庭園美術館
・松岡美術館
・パナソニック汐留美術館
・すみだ北斎美術館

又、名古屋や大阪の美術館にもいくつか訪れました。

東京と埼玉の美術館の殆どはぐるっとパスを利用したので、
費用が全部で2500円とかなり安く済みました。

美術館の価格は結構幅広く、市立の美術館の常設展は入場料がリーズナブルな所が多いです。

300円から500円ぐらいで鑑賞できます。特別展は600円〜2000円をよく目にしました。

以上が、仕事を辞めて美術館巡りをして得られたことです。

先が見通せない不安定な世の中ですが、
そんな時代の先を見通すために、美意識を高めることは大事だと思います。

又、現実から少し離れて心を癒す時にも、美術館の存在は手助けになります。

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